トラス:ふぅ・・・
ダースィン:ぬぅ・・・やるな・・・
トラス:・・・(そんな感じに聞こえないな・・・)
ダースィン:次で・・・終わりだ・・・?
突然、ダースィンは懐からトランシーバーを取り出した。
ダースィン:・・・(通話中♪)・・・そうですか・・・
トラス:仲間か・・・
ダースィン:いや、仲間・・・というよりもボスといったほうが近いな。
トラス:ボス・・・だと?!
ダースィン:じゃ、またな・・・
トラス:まちやがれぇっ!!
ダースィン:マッドプロテスクウィッド!
地面がひび割れ、トラスの周りには幾億の地面の棘があらわれた。
トラス:身動きが・・・とれねぇ!
トラスが顔を上げたときには、すでにダースィンの姿はなかった。
トラス:ちっ・・・
洞窟 奥地
ディアスはトランシーバーをポケットへなおした。
ディアス:・・・貴様はこんなものか。
正男:糞・・・(なんで俺ばっか連戦なんだよ・・・)
浩二:なんか言った?
正男:なんもいってねぇ・・・ってお前どんなとこはいってるんだよw
浩二は暗黒の箱のようなものに閉じ込められていた。
浩二:見てのとおり
正男:てめ・・・・まぁいいか。
ディアス:余所見すんなよなw
正男:?!
ディアスはいつの間にか急接近。
ディアス:喰らえ、狂闇の吹!
正男は避けることができなかった。
正男:ぐぁぁああっ!!!
浩二:兄さん!
正男は壁まで突き飛ばされた。
正男:ぐっ・・・ただの闇波動じゃねぇか・・・
ディアス:それはどうかな・・・?!
浩二:兄さん!
浩二はいつの間にか、あの箱から出れていたのである。
正男:浩二!お前・・・どうやって?!
浩二:ちょ、兄さん前!!
正男:?!またか?!
ディアスは正男の前にまた急接近。
正男:2度も効くかっ!
ディアス:・・・・w
正男:?・・・!
ふと気がつくと・・・正男の腹部に・・・・手が貫かれていた。
正男:あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!
ディアス:後ろ・・・見てみなよw
正男:・・・・・!!!
浩二:・・・w
浩二の手であった。
正男:てめ・・・・・ゴフッ(吐血
浩二:いつまでもお前に付き合ってられっかよw
正男はその場に倒れた。
ディアス:・・・・・終わりだ・・・正男。
ディアスは腕を上げていた。その手にもつのは剣。
正男:まざが・・・・・・・ごごで・・・おわりが・・・
ディアス:・・・・さらばだ・・・
ガギィイ゛ン゛ッ
正男:・・・!
浩二:兄さん、なんでそこに倒れてるの?
正男:え・・・なんでってお前が・・・
浩二:やっと抜けれたよ・・・あの箱から・・・
ディアス:しまった・・・
浩二:さっき兄さんが喰らったあの技・・・幻覚作用を引き起こすものだね?
ディアス:ちっ・・・ばれたか・・・
浩二:兄さんがなに見たのかわからないけど・・・
それで精神をむさぼり喰らい尽くし、兄さんを倒させた、ってワケか。
ディアス:たった一回で見破るなんて・・・
浩二:でないとあんな倒れ方しないもんねぇ・・・w
ディアス:・・・
ディアスは無造作に、持っていたブルーストーンを浩二に投げつけた。
浩二:どういうつもりなんだ!
ディアス:ここまで見破られるなんて思ってもしなかったからな。今回はここまでだ。
浩二:逃げる気かッ?
ディアスは黒い霧となって消えた。
正男:逃げた・・・
トラスがやってきた。
あの棘を抜け出てきたようだ。
トラス:大丈夫?!
正男:あぁ・・・
トラス:・・・かえろっか
浩二:そうするか
正男達はこうして、ハルガの元へ向かった。
続く