スオール:前は手加減してやったというに・・・
仕方がない。黄泉に送っておいてやろう。
ザトシ:・・・グッ・・・
地に仆れ、吐血しているザトシ。それを隣で眺めるは、スオール。
スオール:さぁ・・・終焉だ・・・ディスタージ・ブr
ビービービー
突然、ブザーが鳴り始めた。
スオール:な・・・なんだ・・・?
ザトシ:・・・・?
θ:貴様らに見せておこう。このアジト・・・いや、要塞の力を!!
そういい終わると、θはアジトの中へ。
スオール:な・・・まてっ!
アジト 表出入り口
キドル:なんだいまのは・・・
キッド:何かいやな雰囲気だな・・・
キドル:・・・(おれは・・・このアジトを・・・いや、要塞を見たことあるかもしれない・・・
闇政府が作った要塞・・・・とすると・・・アレしかない!!)
キドル・・・一旦ここから出るぞ!兵士達!
兵士達:ハッ!
キッド:・・・逃げる気か・・・
キドル:逃げないと・・・死ぬからな・・・!
キッド:(何・・・?!)
アジト 裏出入り口
クリス:フン、なかなかね。でも戦う相手の属性が悪かったみたいねww
ミスリアム:氷の力で花びらが・・・
氷の力は花びらを包み、凍らせ、消える。
ミスリアム:ここからが本当の力・・・みs
ビービービー
ミスリアム:・・・何事ですか・・・?
クリス:何かいやな予感がする・・・・
アジト内 要塞操作室
θ:〆、機体の調子はどうだ?
〆:オールグリーン。
θ:よし・・・
θはトランシーバーで連絡
廃墟エリア
Щ:ヌァ?!トランシーヴァーガナッタヽ(゚∀゚)ノ
θの声:θだ。至急アジトへ戻れ。この要塞を上げるぞ。
Щ:ォィーッス。
アジト内 要塞操作室
θ:これで全員そろったな。
〆、行くぞ。
〆:システム・オン
半重力磁力光線・オン
核エナジー・オン
θ:動いてくれよ・・・・空中要塞セレーネ、上昇開始!!
時は・・・午前2時を過ぎていた。
約600年前に地球の表面を約3割、この要塞一つで権力を収めたといわれている・・・
大神は・・・再び空へと舞い上がるときが来たのだ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
地上にいるものは・・・再び神を畏れる事となる・・・
セレーネ、上昇開始
スオール:な・・・・なんだこれは・・・・
ザトシ:!!
キドル:やはり・・・・大神だったか・・・
キッド:何・・・・
ウェール:何これ・・・・どういうこと・・・?!
ミスリアム:よ・・・要塞ですか・・・?!
クリス:とにかく・・・逃げよう!!
廃墟にいる人々は逃げ始めた。
しかし・・・
大神はまだ、力を出してはいない。
これからだった。
突然、男の声が聞こえ始めた。
その男は紛れもない、θであった。
θ:今から貴様らに・・・・
死の光を見せてやろう!
喰らえ!!コア・デッド・ストーム!!
〆:発射。
ズドドドドドドドドドドドドド
破壊に満ちたその光線は、まさに死の光と呼ぶのにふさわしかった。
五大核が内蔵されているその要塞からは、
核の超微量なエネルギーと空気だけで作り出される、
核のビームである。
多くの兵士は、廃墟の残骸とともに、灰となり、消えていった。
キドルはすぐさまトランシーバーを使う。
キドルの声:ここにいるA・J軍全員に告ぐ!直ちに・・・
直ちにここから離れろ!!
緊急逃避命令が出る。
しかしそれは遅かった。
光線は次々に周りの人という人を残骸もろとも灰と化させる。
対抗しようにも、相手は空中要塞。
その攻撃は通じることはない。
死亡人数はかるく175を超えた。
このままでは全滅だ・・・
そのときだった。
スオールのトランシーバーが鳴った。
ザ・・・・ザーーー・・・・ザ・・・・
アランの声:スオール様!発射口は私が抑えておきます!!すぐに逃げてください!
アランだった。
彼女は気絶したまま、この要塞の中にいたままだった。
スオール:わかった・・・死ぬなよ。
通信は途絶えた・・・
彼女はハイ・ブレッドを光線の発射口へ発射。
みごとにハイ・ブレッドが発射口へ収まる。
アラン:よしっ!
そして・・・
光線は発射されず、止まったのである!
スオール:いまのうちだ、逃げるぞ!
・・・
θ:大気を圧縮されただけの壁に、発射が止まったと思ったかww
光線は再び、放たれたのである。
ズドオオオオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオン
スオール:く・・・ぁぁ・・・
スオールはその場に仆れた。
クリス:ザトシ!
ザトシ:・・・!
こうして・・・・
セレーネは再び起動した。
死者人数は約260人・・・
さらにXロッドを全員・・・逃がしてしまったのだ・・・・
思えばあの尾行は罠だった・・・
あれほど簡単にいく尾行は他になかったのだから。
もうじきこの事件は一旦、幕を閉じる・・・
次に彼らを待ちうけるのは・・・・・
平和か・・・・・
死か・・・・・
前編B
END